日常茶飯事74
今日は総ちゃんと電気屋さんに来ている。
パソコンのプリンターのインクを買うんだって。
いつも行く、おもちゃ屋さんが一緒になっている電気屋さんだ。



「総ちゃん、僕ゲーム見てくる。」
真剣に見てたら買ってくれるかも。
「いいけど、買わないからね。」
「・・・・・。」
まだ何も言ってないのに、先に言われちゃった・・・。
でも最近、何も買ってもらってないような気がするんだけどな・・・。
だから買ってくれないかな・・・。





あ、涼一が持ってるソフトだ。
貸してもらったけど、僕はあまりおもしろいとは思わなかった。
「瀬奈。」
「もう帰るの?」
インクを買うだけって言ってたから、本当にすぐ済むんだ・・・。
「うん、もうちょっと見ててもいいけど・・・。」
「総ちゃん、やっぱりゲーム買って!!」
ダメって言われるかな・・・。
「さっき買わないって言ったでしょ!?」
「でも総ちゃん、最近買ってくれてないじゃない。欲しい。」
やっぱりダメかな・・・。
こんなところでお尻叩かれたら嫌だな・・・。
「・・・じゃあ1つだけね・・・。」
「いいの!?やったぁー!!」
どれにしようかな。
「総ちゃん、ゲーム機がいい!!」
発売したすぐに欲しいって言ったのに、ダメって言われたんだ。
「えぇっ!?
 ダメだよ、あれでしょ?」
「うん、あれ。」
3Dに見えるヤツ。
「あれ、目に悪いし、評判も良くないじゃない。
 瀬奈の友達だって持ってる子いないじゃない。」
「そんなことないよ。みんな持ってるよ。」
って、総ちゃんの言う通り、僕と仲のいい友達で持ってるのは涼一だけだけど・・・。
「みんなってどのみんな?
どうせ涼一くんだけでしょ?」
「そんなことないよ。」
「とにかく、ゲーム機はダメだよ。
 文句があるなら、ソフトも買わないよ?いい?」
「やだっ!!
 じゃあソフトでいい・・・。」
やっぱりゲーム機はダメか・・・。
でもハードを買ってもらったって、ソフトがなきゃ遊べないもんね・・・。



どのソフトにしようかな・・・。
もう!!こういう時に限って、僕の欲しいソフトがないんだから!!
「決まった?」
「うん、これ・・・。」
「これ!?
 これって英語版だよ?瀬奈、英語わからないじゃない。」
「だって、それしかないんだもん・・・。」
前に涼一の家で遊んだソフトだ。
結構おもしろかったんだ。
涼一の家で遊んだのは、もちろん日本語のソフトだけど。
「大丈夫だよ。
 わからなくても何とかなるから・・・。」
遊び方に違いなんてないはずだ。
「他のにしたら?」
「それがいいの!!」
だって、遊びたくないソフトを買ってもらったって嬉しくないもん・・・。








買ってもらったのはいいけど、やっぱり、ちょっと何を言ってるのかわからない・・・。
最初の方は、涼一の家で遊んだから何となくわかるけど、途中から何がなんだか・・・。
「瀬奈、もう寝る時間過ぎてるよ?」
総ちゃんは、そっとドアを開けて入ってくると、僕の横に座った。
「・・・うん・・・。」
わかってるけど、もうちょっと進めたい。
「帰ってからご飯とお風呂以外、ずっとゲームしてるじゃない。」
「トイレも行ったよ・・・。」
だいたい、総ちゃんはずっと書斎にいて、僕がずっとゲームをしてたかどうかなんて知ってるはずないじゃない。
「ほら、早く寝なさい。」
明日は休みなんだから、ちょっとくらい遅くなったっていいじゃない。
「・・・もうちょっと・・・。」
「休みの日の寝る時間もオーバーしてるけど?」
いつもは9時で、休みの前の日は10時に寝ることになってる。でも、そんなに早く寝てる子なんてほとんどいない。
「寝るのもうちょっと遅い時間にして。休みなんだからいいでしょ?」
「その分、朝早く起きて遊べばいいじゃない。
 ところで宿題はできてるの?」
「・・・まだ・・・。」
宿題なんか後でいいのに、いつも早くやれってうるさい・・・。
「じゃあ、明日遊ぶのは、宿題済ませてからね。
 わかったら、早く寝なさい。」
「えぇ〜〜〜・・・。
ねぇ・・・総ちゃん、英語わかる?これ何て言ってるの?何て書いてあるの?」
僕には全然わからないけど、総ちゃんならわかるかも。
何が書いてあるかわかれば早く進められる。
「えーと・・・上が“武器を買いますか?”下が“種を買いますか?”だよ。」
なんだ、そんなことだったんだ・・・。
じゃあ武器を買って・・・。
「ほら、もう寝なさい。」
「だってまだセーブできてないもん。」
セーブしないで止めたら、またやり直さないといけなくなるじゃない。
「だったら早くセーブすればいいじゃない。」
「わかってるけど、できないんだもん!!
あっ・・・また間違えた!?
 ちゃんと○ボタン押したのに!!」
さっきも○ボタン押してセーブしようとしたのに、セーブできてなかったんだ・・・。
「瀬奈・・・それ、☓ボタンを押すんじゃないの?」
「えぇっ!?どうして!?」
「だって英語版でしょ?
 操作も海外仕様だと思うけど・・・。」
「どうして外国だとボタンが違うの!?」
「知らないよ・・・。
日本だと答えが合っていれば○を付けるけど、外国は○の代わりに☓に似たチェックを入れるからじゃないかな。」
何だかよくわからないけど、ボタンの操作が日本と反対なのはわかった。
「で、セーブできた?」
「うん・・・まだ・・・。
 もうちょっと進まないと、セーブできない・・・。」
「今“セーブしますか?”って書いてあったけど?で、セーブしたよね?」
「う・・うぅ・・ん・・・。」
総ちゃん、うるさい・・・。
「瀬奈っ!!」
「嫌ぁーーーっ!!ごめんなさいっ!!」
総ちゃんは僕の手からコントローラーを取り上げると、自分の膝の上に僕を引き倒した。
「嫌・・・寝る・・・やだぁ!!痛いっ!!痛ぁーーーいっ!!」
ズボンとパンツを下ろされて、いつもより速いペースで叩かれてる。
「総ちゃ〜〜〜ん!!
 やだ・・・やだぁ!!痛いーーーっ!!」
ペースが速いから、もう、いつもと同じくらい叩いてるんだから、やめてくれたっていいじゃない。
「・・・・・。」
「総ちゃん!!痛い!!やめて・・・ごめんなさいっ・・・!!」
こんなことなら、やっぱり早く寝ればよかった・・・。
「痛ぁい!!嫌だぁーーー・・・寝る・・・寝るからやめてぇ!!うわぁぁーーーんっ!!」
「もう・・・お尻を叩かないと言うこと聞かないんだから・・・。」
そう言うと、パンツとズボンを戻して膝から下ろしてくれた。
「ふぇぇ〜〜〜・・・ん・・・。」
「ほら、部屋へ行くよ。このまま電源切って大丈夫だね?」
「う、うん・・・。」
前はいきなり電源切られてたけど、最近は聞いてくれるようになった。







2014年06月02日(月) 23時32分14秒 公開
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■作者からのメッセージ
なんか、書き始めて数年放置している間に、3DSLLやらPS4が発売になって、内容が追い付けていない・・・。
海外ソフト(主に欧米版)、ややこしい・・・。さらにその後吹き替え版を買うと特に・・・。


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